1.設立の趣旨
現在、日中間の交流はあらゆる面で活発になっているが、その相互理解の基礎となる翻訳技術、特に日々刻々と変化する情報を伝える新聞体の翻訳に関する系統だった専門家の養成や、ある程度中国語能力を持つ人への一般に開かれた更なる学習の環境については未発達である。
この問題を解決するために、この法人は、中国語の基礎を持つ人を対象に、中国語翻訳能力の向上を図り、中国の事情や良書を紹介する事業を行い、これをもって日本の翻訳界の中堅以上の層を更に充実させ、日中交流に資することを目的とする。
この目的達成のためには、今後も永続的に会員を増やし、その能力を高め、長期的に安定した地道な活動を積み重ねていくとともに対外的な信用を得ることが必要となる。会員数も毎年一定数増加し、当会の存在も少しずつ世間に知られるようになってきている現在、会の組織や形態を整えてNPO法人の法人格を取得しようということに総意が固まった。
2010年4月17日
特定非営利活動法人日中翻訳活動推進協会(通称「而立会」)
設立代表者 三潴 正道
2.設立の経緯
2004年2月 | 論説体読解力養成プログラム(通称「レベル」システム)による研修でレベル30をクリアしたものを対象会員として、任意団体「而立会」を設立。 |
2005年6月 | ホームページ開設。メーリングリストを利用して中日翻訳学習会を開始。 |
2005年7月 | レベル問題と模範解答をホームページに掲載開始。 |
2005年10月 | 而立会初の翻訳書「ジャパン・スナップ」を出版。 |
2006年6月 | 人民日報翻訳作業(人民日報翻訳プロジェクト)の集大成として「必読!今、中国が面白い」を出版。以後、毎年出版を継続。 |
2007年7月 | 人民日報に「必読!今、中国が面白い」が紹介される。 |
2008年10月 | レベル添削者養成講座を開始。 |
2009年5月 | 第1回NPO法人化検討会 |
2009年10月 | 第2回NPO法人化検討会 |
2009年12月 | NPO法人化全体検討会 |
2010年2月 | 第3回NPO法人化検討会 |
2010年3月 | NPO化に向けて、アンケート調査を実施。 |
2010年4月17日 | 設立総会開催。 |
2010年9月17日 | 「特定非営利活動法人日中翻訳活動推進協会」の千葉県認証を得る。 |
2010年9月30日 | 法人登記完了。 |