2021年3月26日 / 最終更新日時 : 2021年3月26日 南條英子 中国古典文化の密林 【菜根譚(さいこんたん)】柳川俊之 『菜根譚』は明朝末期に思想家の洪応明が著したとされる、人としての生き方や処世法に関する格言集。『論語』に代表される、師匠の言葉を弟子が書き留めたような「語録体」で記述されており、格言の数は前編225、後編135の計360 […]
2021年2月7日 / 最終更新日時 : 2021年3月26日 南條英子 中国古典文化の密林 【夢渓筆談(むけいひつだん)】柳川俊之 「夢渓筆談」は北宋の政治家で科学者の沈括(1031-1095)が1090年前後に発表されたとする筆記小説類の書。「筆談」26巻、「補筆談」3巻、「続筆談」1巻の計30巻からなる。 本書には天文、暦法、気象、地理、物理、化 […]
2020年12月30日 / 最終更新日時 : 2021年3月26日 南條英子 中国古典文化の密林 【飲膳正要(いんぜんせいよう)】柳川俊之 『飲膳正要』は中国最古の養生に関する書籍。元代の西暦1320年に、モンゴル族の栄養学者・忽思慧によって著された。 忽思慧は長きにわたって宮廷の飲食管理や療養に関する職務に従事。自身が宮廷内で実践した経験を整理するとともに […]
2020年11月27日 / 最終更新日時 : 2020年11月27日 南條英子 中国古典文化の密林 【本草綱目(ほんぞうこうもく)】柳川俊之 本草綱目は明代の医学者、李時珍が1590年に著した薬学の専門書。作者の李時珍は従来の薬学に関する研究成果に自身の実践の成果を加え、約30年の時間をかけて完成させた。全52巻からなり、計1892種類の薬物、11096種類の […]
2020年10月28日 / 最終更新日時 : 2020年10月28日 南條英子 中国古典文化の密林 【傷寒雑病論】柳川俊之 「傷寒雑病論」は後漢から三国時代の医学者、張仲景が著したとされる、中国古代の医学書。後漢末期の混乱期に流行した傷寒という伝染病の治療のための処方について記述した部分と、その他慢性病や婦人病などについて書かれた雑病部分から […]
2020年10月1日 / 最終更新日時 : 2020年10月1日 南條英子 中国古典文化の密林 【閲微草堂筆記(えつびそうどうひっき】柳川俊之 「閲微草堂筆記」は清朝中期、「四庫全書」の総纂官だった紀昀(きいん)が1789年から1798年にかけて発表した5つの志怪小説集を1800年に合刊したもので全24巻からなる。 同書は、化け物が登場する怪談や、周囲の人々か […]
2020年8月31日 / 最終更新日時 : 2020年8月31日 南條英子 中国古典文化の密林 【宋元戯曲史(そうげんぎきょくし)】柳川俊之 清末~民国期の文学者、王国維(1877-1927)が著した、中国の戯曲発展研究書で、民国初年に発表された。全16章からなる。戯曲の発展を古代から五代十国時代までの萌芽期、宋・金の形成期、元の成熟期としてそれぞれ紹介してお […]
2020年7月2日 / 最終更新日時 : 2020年7月2日 南條英子 中国古典文化の密林 【文心雕竜(ぶんしんちょうりゅう)】柳川俊之 文心雕竜は、六朝時代の文学家、劉勰(りゅうきょう)が表した文学理論書で、西暦501年ごろに成立した。全10巻、上下各25編の計50編からなり、中国の文学批評史上初めての、厳密に体系化された理論書と言われている。 上編は「 […]
2020年6月1日 / 最終更新日時 : 2021年3月26日 南條英子 中国古典文化の密林 【東京夢華録(とうけいむかろく)】柳川俊之 『東京夢華録』は宋代の孟元老が記した散文で全10巻からなる。12世紀初頭、北宋の都・東京の様子を描いたもので、宮城の配置や城下町のさまざま店舗、祭りや祝日、衣食や歌、踊り、劇など内容は多岐にわたり、当時の王侯貴族や庶民の […]
2020年4月1日 / 最終更新日時 : 2020年4月1日 南條英子 中国古典文化の密林 【法苑珠林(ほうおんじゅりん)】柳川俊之 『法苑珠林』は唐の総章元(668)年に道世が完成させたとされる仏教書籍。「融通無碍な仏法の珠玉の一切を集めた」というタイトルの通り、全100巻にわたって仏教の教義などに関する解説がなされている。 『法苑珠林』では仏教の基 […]